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2014年4月29日 (火曜日)

Chord Chemistry Greene, Ted

Chord Chemistry
Greene, Ted

難しいの一言。
Ed Bickertのコードワークの素晴らしさに刺激されて、実践的なコード本を探してみたけれど、和書ではほとんど全滅かな。どれもただのコード本で、そのコードの使い所や代替法などの話はちらりと書いてあるだけで、全体の9割くらいがコードダイアグラムが載っただけの本ばかり。

仕方が無いので、英語の書籍に手を延ばし、Amazonで評判の良いこの本を買ってみました。
まず内容としては、Key=AとEのコードが延々と(手書きのダイアグラムで)続きます(AとE以外のコードはそれぞれを上げたり下げたり各自でせよ、とのことです)。とにかくそれをどう使うのか以前に、同じ名前のコードにどれだけの種類があるのかを、実践的に見せてくれるのですが、いやいやこれは厳しい上に退屈だ(しかも難しい押さえ方のオンパレードで指が痛い)。

とにかく本書の中で何度も「辛抱強く」という言葉が使われるが、確かにこれは途中で投げ出す人が続出だろうな、という内容。でも、後半で「これは理論的な話じゃないんだけれど」という感じで始まる、実践的な(筆者の体験から学んだ)あれこれのコードの使い方には多くの発見があります(ディミニッシュの経過感を高めるために、同じコードフォームのまま3フレットずつ上がっていけ、とか)。

読みこむほどに発見があるのですが、「困ったな、こういう時にはどういうコードを充てようかな?」という時には、実践的な索引が付いているわけではないので、あんまり役に立ってくれなかったりします。(そもそも、本書の中に書いてないことを探しているかもしれないし)

平易な英文なので、そこそこ読める人であれば色々と発見があると思います。ただ、本当に重要なことも「さらりと」書いてあるだけなので、「あれ、本当にそれだけなの?あれれ?」という驚きで、何度も英語の辞書を引き直すことになるでしょう。オススメはしにくいけれど、確かに良書です。


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