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2011年10月 1日 (土曜日)

バット・ビューティフル/ジェフ・ダイヤー

バット・ビューティフル
ジェフ・ダイヤー 村上春樹(訳)

「実在のジャズメンを主人公に、彼にまつわる実際の逸話を、著者の脚色を交えて綴る短編集」というのが、この本の正確な紹介になるだろう。
しかし、いかにもありそうな発想であり、その展開だけではどうだろう?と思っていたが、実際に読み進めると、本当に止まらなくなる。これはなかなかに凄い本だ。

本編は7編で220頁(ただし、著者の40頁にも渡るあとがきが別に付く。これも1つの作品だろう)、税込み1995円はいささか高すぎるような気もするし、実際、買うのに一瞬躊躇した値段ではある。ただ、音楽好きな人なら、これは図書館に借りにいくでも(無ければ図書館に買ってもらえば良い)、優しい友人に借りるでもして、とにかく何としても読んでおいた方が良い。ジャズ好きかどうかということは、この場合は全く関係ない。

訳者あとがきによれば、日本でこの作者の作品が訳されるのは、おそらく初めてではないか?ということ。ただ、これをシリーズ化して、第2弾を出すことには、あまり期待はしていないし、それは多分、良い展開にはならないのではないだろうかとも思われる。いや、でもしかし、これのロック編があって、あのミュージシャンのあの逸話がこの文体で書かれれば、と一瞬、楽しい発想が浮かんでしまう。

とにかく、何度も書いてしまうけれど、これは音楽好きな人は、絶対に読んでおいた方が良い。
各短編の主人公は以下の通り。
レスター・ヤング、セロニアス・モンク、バド・パウエル、ベン・ウェブスター、チャールズ・ミンガス、チェト・ベイカー、アート・ペパー。


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