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2011年10月18日 (火曜日)

Ashes & Fire/ライアン・アダムス

Ashes & Fire
Ryan Adams

The Cardinalsの解散後、ソロ名義としては初めての作品。
2010年発売の"III/IV"が、The Cardinalsとのスタジオワークの残り物をかき集めた感があったため、非常に久しぶりにこの人の新曲を聞いたな、という感じにさせられる。

アルバム全編の進行は、Ryanのアコースティックギターの弾き語りに、ドラム、ベース、ピアノが寄り添うような感じ。ほとんどの曲がミディアムテンポのため、人によっては、やや単調なアルバムと感じるかもしれないが、The Cardinalsの解散という大きな余波の後では、これはやむを得ないのかなと思う。

一部の曲で、Cold Roses収録の曲("How Do You Keep Love Alive"や、"Life Is Beautiful")の歌詞の一節に通じるような部分もあるため、おや?っと思わされるが、アルバム全体のトーンとしては、2002年作の"Demolition"の方に近いように思える。

3曲で素晴らしいハーモニーを聞かせてくれるNorah Jonesの参加が素晴らしい。Norahのソロアルバムの時にも感じたが、この人は他のミュージシャンと共演しても、相手の資質に寄り添いながらも、絶妙な存在感を発揮してくれる。
個人的なベストテイクは、受取りようによっては痛ましくもある"Save Me"と"Kindness"。そして、一縷の希望の灯のような"Come Home"。この3曲だけでも、このアルバムの価値は揺るがないと思う。

とどまるところを知らないほど多作な人なので、これを助走にして、比較的短い期間で次のアルバムが出るのではないだろうかと思っている。熱心なファンの予感として。

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