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2011年8月 6日 (土曜日)

Back Pages/America

Back Pages
America

1970年代に結成されたフォークバンド。いまだ活動を続けていることに驚くが、アルバムから聞こえる歌声が、それほどの衰えのないことにさらに驚かされる。

本作はカバーアルバム。元々は、以前に紹介したFountains of Wayne(ファウンテインズ・オブ・ウェイン)の新譜に入っていた曲を、あのフォークバンドの「アメリカ」がカバーしていると聞いて、「FOWの新譜の新曲を既にカバー?それにアメリカって、あのアメリカ?」という疑問から入手。
うん、確かに同じ曲、というか、これほとんどアレンジも同じ(終わり方が少しだけ違う)。でも不思議に違和感が無いという感じですね。よくよく調べてみると、ファウンテインズ・オブ・ウェインのベーシスト(アダム・シュレシンジャー)が彼らの前作に参加し、曲を提供していたりで、もともと交流はあったようです。なるほど、しかしこの前作(Here & Now)、まったくノーチェックでしたが、なかなか参加ゲストが豪華なラインナップですね。こっちの方も聞いてみたい。

さて、肝心のカバーアルバム。オープニングのS&Gの「アメリカ」を、バンド「アメリカ」がカバーという洒落っけの効いた選曲です。ほぼオリジナルを崩すこと無く忠実なカバー。なかなかいい声ですね。
しかし全般的に言えるのは、オリジナルに変わらない演奏だと、やや聞いていて(先が読めるだけに)退屈かな?という部分もあります。まあ昨今の(邦楽も洋楽も)カバーブーム、「いくら売りやすいからといって、ちょっと安易すぎないか?」の企画のオンパレードでは、あと少しの捻りが必要なのではないかなと思います。歌手の皆さんは楽しいでしょうが、それをコツコツと買わされる方のことも考えてね、という感じですね。

個人的に面白かったのは、Sailing To Philadelphiaで、始まって少しのところでバックのギターが1音、長めのロングトーンを入れたところで、「ああ、このギター、マーク・ノップラーだ」とすぐに分かった点。あそこまで特徴的なギターだと、最初のロングトーンだけで分かるのか、とか、Crying In My Sleepはジミーウェッブ作品ながら、ガーファンクルのソロの方が有名だったから、あっちのアルバムを聞いたのだろうか?などの、作品自体とあまり関係のない部分にばかり目が(耳が)行ってしまいました。ニールヤングのOn The Way Homeなんか、結構崩したアレンジで面白かったです。こっちの方向(マンドリンとアコギメインのアンプルグドな路線)の方で進めたほうが、正直なところ聞き飽きないかな?と思いました。

良作であることは間違いないのですが、ちょっとこれは聞き飽きそうかな?
ただ、選曲がすごく面白いので、それぞれの曲を取り上げた経緯を、勝手に模索するのがなかなか楽しいアルバムでもあります。

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