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2011年4月19日 (火曜日)

ラプソディ・イン・ラブ 小路 幸也

ラプソディ・イン・ラブ
小路 幸也

一人の高齢の男優に痴呆の症状が出始める。自らの寿命を悟った男優は、最後の出演作として、ある映画の出演を了承する。

共演者は、かっての彼の家族。
その全盛期に引退し、その後一切、マスコミに出ることは無かった伝説の女優の「妻」。彼女との間に生まれた現在は俳優の「息子」。その後の再婚で生まれ、若手俳優として売り出し中の「二人目の息子」。その二人目の息子が妻として選んだ「若手女優」。

彼ら4人の奇妙な共同生活にカメラは密着する。しかし一見ドキュメンタリー風でありながら、その内容はラフスケッチに似た台本に沿って進められる。

小説の大まかな粗筋は以上。
それぞれの視点から話は進められ、その時々で、各自が持つ暗い過去が姿を見せ、それぞれの想いが様々な場面で語られていく。

それぞれの役者が、誰をモデルにしているのかを考えながら読んでいくのも楽しい。この作品をもし映画化するのなら、かなり複雑な入れ子構造になりそうですね。


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