« 落下する緑―永見緋太郎の事件簿 /田中 啓文 | トップページ | 人質の朗読会 小川 洋子 »

2011年3月26日 (土曜日)

散り残る/田牧 大和

散り残る
田牧 大和

現在、現役の時代小説家のナンバーワンは、佐伯泰英氏であることに異論は出ないだろう。
圧倒的な作品の数、各小説の中の魅力的な登場人物たち。今も、化け物のような量産スピードで、多くの作品を生み出している。

さて、個人的には、作品の出版スピードはゆっくりながらも(というか佐伯氏が多すぎるか)、この田牧氏の作品が出るのが、毎回、楽しみでしょうがない。
今回は、医術を志す青年が主人公。ある日、薬問屋への修行を命じられるが、本人にとっては師匠の元から追い出されたように感じていて、捨て鉢のような状態から話は始まる。
その薬問屋の娘と、店の用心棒とのかかわりの中で、いくつかの事件を解決しながら、成長をしていくというお話。

作品を重ねるごとに、少しずつ、筆力が上がっているように思えます。
このペースで、あとは人気が付いてくれれば、大きく化けてくれると思うのですが。
そのためには、魅力的な登場人物の出てくるシリーズ化が望まれます。


|

« 落下する緑―永見緋太郎の事件簿 /田中 啓文 | トップページ | 人質の朗読会 小川 洋子 »

読んだ本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25669/51222530

この記事へのトラックバック一覧です: 散り残る/田牧 大和:

« 落下する緑―永見緋太郎の事件簿 /田中 啓文 | トップページ | 人質の朗読会 小川 洋子 »