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2011年1月26日 (水曜日)

Punch you in the Eye 対訳の解説

Punch you in the Eye 対訳の解説

こういう物語調の話は、訳していても楽しいですね。
話の筋を明確にするために、少し説明口調で訳しています。

細かい説明は不要だと思いますが、分かりにくいところと、自分でも少し分からないところを以下に記します。

(When my ship hit ground on Prussia's shores)

大意は「俺の船がプロシアの岸の大地にぶつかった」ですね。少しこなれた日本語に訳しています。

(How was I to know that day)

「その時点でどのようにして知っただろうか?(知る術は無い)」、反語ですね。これは決まり文句です。

('Cause soon towards me from the East)

Eastにtheが付いて大文字になっているので、東部や、東の方の何かしらの施設や町かな?とも思いましたが、この後、それらしい言葉が出てこないので、ここでは単純に「東」と訳しました。

(Came Wilson and his men on multi-beasts)

multi-beasts 最初、単語だけ見たときに、キングギドラみたいな多頭の生き物を想像しましたが、辞書をひくと「縞模様」となっていました。
his men、このmenは部下ですが、なかなか良い訳語が思いつかず、「さすがに家来はまずいしなあ」と悩みました。とりあえず「手下」としていますが、Wilsonが王なので、なんと訳したものか。もう少し的確な訳があるはずです。

(They tied me to a chair with a giant clip)

巨大なクリップ?何かもっと具体的なモノなのかな?ここは調べなおした方がよさそうですね。訳し損ねているような気がしました。

(And held a piece of paper to my tender nip(ple))

大意は「俺の柔らかい乳首の方へ、一片の紙を持ち上げた」という感じですね。疑問点として、何故乳首なのか? 紙切れの内容は何?逮捕状?という点です。ここも間違えているのかな?再考が必要ですね。

(Punch you in the Eye)

曲のタイトル部ですが、eyeが「俺の目」なのか「お前(ウィルソン)の目」なのか、少し悩みました。英文の検索で、in the eyeの直前の人称と一致する例文があったので、ここは「ウィルソン、お前の目を殴ってやる」としました。まあ、この方が自然ですね。
ただ、もともとこの曲の前身となる曲のタイトルは"Punch me in the eye"だったはずなので、そうなるとまさに間逆の意味ですね。曲の関連情報として、この辺りも調べなおす必要がありそうです。

(I'd surely be subjected to some real abuse)

大意は「俺は、正真正銘、何らかの中毒物の支配下にあることを確信した」です。realといい、abuseといい、訳しにくいですね。
かなり大意で訳しています。

(And the dismal fog began at last)

ぼんやり訳してしまうと、「黒い霧がついに始まった」となりますが、文頭がAndのため、前文と同じ流れの意味でないとおかしくなります。前文が「朝が来て、嵐がようやく通り過ぎた」なので、ここは、the dismal fog began (to pass) at lastですね。大意は「ようやく黒い霧も晴れ始めた」でしょう。考えながら訳さないと間違える箇所です。

(Chains and specks of islands curved)

一瞬、鎖に繋がれた岸辺を想像してしまいましたが、このchainsは「連なった」という意味だと思います。「細々とした島々が連なって湾曲している」が大意だと思います。
ただ、curved(湾曲した)が、島々全体に掛かっていると思われるので、なかなか良い訳が思いつきませんでした。訳し損ねてはいないと思いますが、なかなかに難しい箇所です。

さて、Phish関連では避けられないWilsonが出てきました。
Wilsonの一連の作品、GameHedgeについては、一度きちんと訳しておきたいのですが、一度個々の作品を訳して、全体像が掴めてから、もう一度頭から見直す必要があるのかな?と思います。要は時間が掛かりそうだなということですね。
GameHedgeについては、どこかで訳そうと思います。

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コメント

GameHedgeはOLDな(?)Phish Phanの必須科目ですね。
我が家のPhish Phan(wifeですけど)は英語が不得意にもかかわらず、辞書片手に何日もかかって訳してました。
そして自分なりにあれこれ考察してました。何かを好きになるという事は、人にすごいパワーを発揮させますね。
その面では、未だに彼女にはかないません。
カバーを除くと初期のPHISH...というより、Treyの音楽の世界観の大きな部分を締めていると思いますし、魅力的な楽曲が多いですね。
GameHedgeとバーリントンの街はPHISHの音楽形成に書かせない要素だと思います。

投稿: zep | 2011年1月27日 (木曜日) 02時17分

zepさん

奥さんすごいですね。あれはざっと目を通していても目が回り、なかなか「さあするぞ~」にならない量なもので。

ただ、GameHedgeは自分なりに、どこかできちんと訳しておかないと、というか、避けては通れない道のように思えます。
それにしても、各曲のナレーション部が異様に長くて(笑)、読んでてぐったりしてくるのですね。あと、どれをオリジナルテキストとして訳せばいいのか?訳に詰まったときに、「テキストはこれで良かったのかな?」と思いそうで、取り掛かるには、いま少し準備期間が必要な感じです。

まあ、のんびりボチボチとですね。

テキストやら音源について、参考箇所があれば、また教えてください。

投稿: asaden | 2011年1月27日 (木曜日) 11時04分

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