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2011年1月14日 (金曜日)

クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2010

クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2010(DVD通常盤)
エリック・クラプトン

いやいや、面白い。この高齢メンバーで野外フェス?と、毎回、「誰か倒れなかったのか?」と心配になるおなじみのフェス映像。2010年盤。

個人的な見どころは、以下のとおり。

Disc.1

>1 Promise Land / Sonny Landreth with Eric Clapton

ソニー・ランドレス。やはりめちゃくちゃ上手い。音色とフレーズが独特すぎて、それでいて耳障りにならない。個人的な好みだろうけれど、この人とクラプトンが並んで弾いていると、力量差がありすぎて、ちょっと笑ってしまう。

>8 Jesus Just Left Chicago / ZZ Top

なんだかんだ言っても、場慣れしているなあ。当たり前だけど、少ない音数で単純なブルースナンバーを、ここまできっちり見せてくれるのは、さすがの一言。

>11 Bright Lights / Gary Clark Jr.

初めて聞きましたが、気に入りました。ほとんど手癖のようなフレーズながら、実にいい感じで盛り上げてくれる。本業はボーカルなのか?めちゃくちゃ上手いわけではないけれど、いろいろと参考になる。

>14 Blackwaterside / Bert Jansch

おお、バート・ヤンシュがこんな大人数の前で演奏している。いつものおなじみのヤマハのアコギで。しかも、誰も聞いてないんじゃないか?と思うくらい受けてない(笑)。みんなちゃんと聞けよ。しかしスタジアム級の野外フェスでバート・ヤンシュ。別の室内ステージでじっくり演奏するとかはなかったのだろうか?

>17 One More Last Chance / Vince Gill with Keb Mo James Burton Earl Klugh & Albert Lee

メンツがものすごく豪華なんだけど、意外にあっさりと終わってしまう。しかし、ジェームス・バートンとアルバート・リーの競演はいいとして、何故このメンツにアール・クルー?

>21 Vonetta / Earl Klugh

その後のアール・クルーのステージが意外にかっこいい。やはり、この人、上手いなあ。

>22 Who Did You Think I Was / John Mayer Trio

ここまで高齢者が多いと、さすがにジョン・メイヤーが出て来て、演奏を始めると、現役感が半端ない。どんどんイレズミの面積が増えていくのが気になるけど、なんだかんだ言って、上手いです。この人。

Disc.2

>1 Midnight In Harlem / Derek Trucks & Susan Tedeschi Band

ギターの上手さで言えば、デレク・トラックスが若手ではナンバーワンでしょう。フレーズがとにかくカッコいい。問題はどのボーカリストと演奏をするか?という点ですね。

>3 Soulshine / Warren Haynes

ウォーレンも間口が広いギタリストですね。歌も上手いし、ギターも豪快なところから細かいフレーズまで、きっちり弾いてくる。逆に器用すぎて、やや没個性に感じてしまうことがあるけれど、良いっす。

>4 Dont Keep Me Wondering / David Hidalgo & Cesar Rosas with Derek Trucks

ロス・ロボスのメンバーにデレクのスライド。すごく贅沢。デレクは本当に上手い。

>7 Miss You / Buddy Guy with Jonny Lang & Ronnie Wood

バディ・ガイが見るたびに若返っているような(笑)。おそらく今回の映像の中で一番のケミカルポイントかもしれない演奏。どう考えても、かなり中途半端なメンツでの中途半端な選曲。しかしギターの面白いところは、技量的にどうなの?という人たちが、ほとんど好き勝手に弾いている中で、異様な盛り上がりを見せるタイミングがあることだろうな。ギター弦が切れたあとのバディ・ガイの芝居がかった様子と、「俺のギターの弦が切れちゃって、演奏が出来なくなっちゃったよ~」と替え歌で歌いだすあたり。いやいや、さすがです。視線を一点に集めて、ゆっくりとギターを交換、その後、一気に爆発して盛り上げてしまう。ほんとに若返ってるようだ。
あと、意外に忘れがちながら、バックのサイドメンたちの演奏がタイトできっちり締まっていることでしょう。これが無ければ、もっとメロメロの演奏だったと思います。

>8 Hammerhead / Jeff Beck

個人的な感想としては、ここからのジェフ・ベック、クラプトン、スティーブ・ウィンウッドはまあ、予想の範囲を超えないので、まあノーコメントで。もちろん、ジェフ・ベックは毎度のことながら素晴らしい。でもきっちり見るのであれば、ここ数年の活動が見れる単独のDVDの方がお勧めです。しかしいつみても、この人、サイボーグみたい。

いろいろ書きましたが、なかなか楽しめるDVDです。リージョンもフリーなので、安い輸入版でも問題ないでしょう。インタビュー部分は英語字幕を出せば、おおむね意味は分かりますし。あえて日本版を買う必要はないかな。


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コメント

ども。 お久しぶりです。

Sonny Landreth
もう、凄いの一言!異次元の凄さと思います。

Jeff Beck
やはり異次元なんですが・・・曲が馴染めない。
もう、もろ個人的ですが、ザンネン~。って思いです。。。

投稿: charchan | 2011年1月14日 (金曜日) 21時26分

charchan さん

ご無沙汰してます。
ソニー・ランドレスのあのドライブ感と怪しげな音色、なんでしょうねえ?すごく簡単に弾いているんだけど、絶対にあんなフレーズ弾けないよなあ~と思います。
インタビューの中では、結構、スティーヴ・ヴァイに衝撃を受けたという若いギターリストが多くて、へ~っと感心しました。

先日、駆け足で東京滞在し、J氏とお茶してました。落ち着いて行ける折に、また遊んでやって下さい。

投稿: asaden | 2011年1月14日 (金曜日) 22時04分

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