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2010年12月29日 (水曜日)

身をつくし 清四郎よろづ屋始末

身をつくし 清四郎よろづ屋始末
田牧 大和

時代小説。誠実であるがゆえに自ら身内の不正の責めを負った主君、その流れで自身も罪を負うように町人に身を落とし、よろず屋家業を営む主人公。連作短編でここでは3話収録。単純な勧善懲悪ものではなく、悪事を働くものや、心無い仕打ちを仕掛ける側にも、実際には各自の事情があることを、情をもって書き下ろしているあたり、なかなか良いです。シリーズ化はまだされていないようだが、個性的で魅力的なキャラクターが多く配された作品なので、これは本格的にシリーズ化してほしいところです。

作者は会社員の傍ら、インターネット上に時代小説を発表し、その後、2007年に第2回小説現代長編新人賞を受賞後に、作家デビュー。
本書を読み終わるまで、ずっと男性作家と思っていましたが、先ほど、作者のオフィシャルサイトを発見。女性作家であることを確認しました。
すでに数冊の著作があるので、この先が楽しみです。



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