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2010年12月24日 (金曜日)

MICHAEL マイケル・ジャクソン

MICHAEL
マイケル・ジャクソン

どうしても、死後の音源管理や、アルバムリリースというのは、墓場荒らし的な印象を抱いてしまう。
そこに不快感や、疑問を感じるかどうかは、製作者側のアーティストに対する愛情の度合いだろう。金儲けなのか、発売する以上は、良質の音源を広く知らしめたかったからなのか、そのさじ加減が難しい。

実に皮肉なことに、死後の名誉回復が着々と進んでいるマイケル・ジャクソンの未発表音源で編まれた新作。
どうなんだろう?詳しいファンではないため、あくまで印象として書けば、やや愛情が薄いかなあ?と思う部分がある。曲順であったり、ライブ音源の使用時の編集度合いなどに、少しだけ首を捻らされる。
ただ、各所で書かれているように楽曲のレベルの高さは、まあさすがとしか言いようがない。どの曲もレベルは高い。本人にはボツ曲でも、世間的にはかなりのクオリティだ。

しかし噂では、レコード会社は彼の未発表音源150曲を今年の3月に買い取ったとか。うーむ、じゃあこの手のアルバムがこの先、15枚出せるのか?いや、クオリティの維持に無理があるよな、それは。

いずれにせよ、2匹目のドジョウよろしく、この後、続々と未発表音源が発売されるのは、売り方としてもマイナスイメージの話なので、きちんと管理された上での愛情のこもったアルバムリリースを期待したいです。
それにしても、Behind the Maskのライブバージョン、個人的には聴きたかったのでうれしいが、この1曲だけが浮いているような気がしてしょうがない。

ついでですが。
マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)
西寺 郷太

死後のマイケル擁護の中で、いくつもの番組やら書籍やらが出ていたが、気をつけないといけないのは、擁護が過ぎて、ヒステリックな論説になるものもあるような気がする。そういう意味では、意外に知られていない彼の生い立ちや、そもそもの少年がらみの裁判事件を、きちんと追って解説をした本書は良書でした。作者のマイケル・ジャクソンへの愛情も半端ないですが、それでも、出来るだけニュートラルな立場で情報を出そうとしている点は、かなり評価できます。もちろんそれこそが、正しい愛情表現なのでしょう。

<おまけ>
アダルトコンテンポラリージャンルで何とか持ち直そうとしていた迷走期のクラプトンも、このBehind the Mask、演奏していましたね。出た当時も、今聞きなおしても、「ああ、やっちゃったな」の痛い感じが満載の演奏でしたが、実は個人的には好きな曲です。しかし、クラプトンがねえ...、懐かしや。


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