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2010年12月 7日 (火曜日)

Grateful Deadに関する書籍(Blair Jackson関連)

Grateful Deadに関する書籍の中でも、Blair Jacksonは良い仕事をしている。

Garcia: An American Life   Author: Blair Jackson

ガルシアのバイオ本。発行は1999年。
丁寧な仕上がりにして作者の熱意を感じさせられる1冊。
ガルシアに関する伝記本ではあるけれど、当然ながらデッドに関する記載も多くある。
ボリューム的にもかなりの分量なのでデッドのオフィシャル本と同様、読破にはかなりの時間と体力が必要だろう。ただ、本当にGrateful Deadのことを知りたいのであれば、必ずや読んでおくべき一冊。
作者のブレアー・ジャクソンの文章は、ややこしい言い回しや妙なたとえが少ないので初心者にも読みやすい。また「あれはどうなの?」という点をきちんと押さえてくれているので、読後に妙な消化不良感を感じることも少ない。
非常に地味な作りの本なので、話に上ることは少ないが仕上がりは良い。初心者が初めて読む1冊としても、年季の入ったベテランが最後に読む1冊としても、安心して薦められる。
なお、作者のオフィシャルサイト(http://www.blairjackson.com/)では、編集時にカットされた素材も読むことが出来る。

Grateful Dead Gear: All the Band's Instruments, Sound Systems, And Recording Sessions, From 1965 to 1995
Author:Blair Jackson

Grateful Deadが活動期間中に使用した各種機材類を、写真と記事で紹介した一冊。
この書籍が出る数年前に、Beatles Gearという書籍が出ていたが(こちらは目出度く日本語化されていました。さすがはビートルズですね)、その流れで書籍化に成功したのではないだろうか。写真もキレイでなかなか楽しい。
しかしながら、個人的には、やはり漏れている楽器が多くあることと、各種機材のもっと詳細な写真を載せてほしかった、という不満はあります。でもこれはこれで楽しい一冊です。2006年の出版。

Goin' Down The Road: A Grateful Dead Traveling Companion  Author: Blair Jackson

こちら発行は1992年。もしかしたら、Blair Jacksonにとって、最初の書籍かも。
メンバー全員へのインタビューを中心に(何故かブレントのみ未収録、代わりのようにドナ(!)とロバート・ハンターへのインタビューが収録されている)、ニール・キャサディに関する記事(表題「カウボーイ・ニールとは一体何者だったのか」)、デッドのカバーソングの全曲ルーツ解説、お勧めのテープとショーの日時などなど、かなり充実した内容。
いつも思うが、ブレア・ジャクソンの質問は的を得ていて読んでいても楽しい。「そうそう、そういう質問して欲しかった」という箇所に何度も出くわしたのが嬉しい(単に自分と似ているだけ?)。
ただ、どんなにつっこんだ質問をしていても(例えばドナに対して、「バンドを辞めた理由はあなたが音を外しすぎるからとフィルが言っていたが?」、「結果として自分たちから辞めたのか、辞めさせられたのか?」という強烈な質問など)、その質問が芸能記事のような、下世話な感を読み手に与えないのは、ひとえにデッドに対する愛情の深さと、膨大な知識のおかげだろう。まったくもって安心して読んでいられる一冊。

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コメント

これはみんなほしいですね。

投稿: Ken | 2010年12月 7日 (火曜日) 20時03分

Blair Jacksonの本は、本当に良いです。Blair Jackson以外のDead本についても、順次書き込んでいきます。

投稿: asaden | 2010年12月 7日 (火曜日) 21時00分

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