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2006年2月11日 (土曜日)

2005年アナログの旅

chaosandcreationchaosandcreation2

"Chaos and Creation in the Backyard" By Paul McCartney

昨年の9月発売ですが、安かったので買ってきました。

「最新のデジタル機材を使って、アナログ録音」。
一聴した感想はそういうことです。今どき珍しいほどのアナログ感。多重録音特有の不思議なコモッタ感じがアルバム全体に溢れています。

ただファンには当然ながら、そのコモリ感がよく出来たエフェクタのように心地よい余韻を与えてくれます。賛否両論の上に、おそらくはセールス的にはパッとしなかったようですが、やはり天才的なメロディメーカーですね。天才の健在振りは明らかです。体のどこを切ってもメロディが(それもとびきりの美メロ)湧き出てくる。まさにそんな感じ。

惜しむらくは、あまりにも捻り過ぎたメロディの曲が数曲混じっていることかな。
「普通に作れば良いのになあ」と何度か思ったけれど、よくよく考えれば、普通に作ったのでは過去のいずれかの作品に似すぎてしまうということでしょうか。でももう個人的には、どの曲に似ていても良いから、それはそれで名人芸だからと思えるから、もっと素直で単純なメロディでお願いしたかったです。

個人的なお薦めは1.3.6.7.11かな。
そういえば、僕個人のマッカートニィのベストアルバムは、手作り感満点の"McCartney"です。
"Band On The Run"も"Flower in The Dirt"も確かに名盤。でもみんな最後は"McCartney"に帰ってくるはず。

このアルバム。お薦め度合いとしては微妙ながら、今ならAmazonでオマケDVD付き盤が\1,082なので、まあ何かの折に買ってください。必ずや何曲かは体が勝手に揺れてしまうはずです。
それにしても日本盤はCCCDですかあ。昨年9月の発売とはいえ、まったく「愚挙」としか言えないですな。

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コメント

メロディの話、面白いですね。「もっと
素直で単純なメロディでお願いしたかった」
というところ、馬鹿受けで〜す(笑)!!

投稿: tak | 2006年2月14日 (火曜日) 09時33分

>>takさん

どうもです。メロディが複雑だったのはどの曲だったかな?4,5曲目辺りだったかな?
なんだこの複雑なのは?と思いました。

書き込んだ夜に、オマケDVDも見ましたが、制作ドキュメントの中で"Jenny Wren"という曲をアコギだけで演奏していました。まさに魔法を見るように、メロディがくるくると流れていきました。天才だなあ、やっぱり。
ただ、この地味な曲がアルバムの2ndシングルというのが、アルバムの欠点(パンチの効いた曲が無い)を表していますね。

アルバム後半では(どの曲か忘れた)、"You never give your money"を思わせるピアノ曲もあります。

その後も何度か聞きましたが、なかなか良いアルバムです。

投稿: asaden | 2006年2月14日 (火曜日) 15時06分

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