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2006年1月 6日 (金曜日)

図書館考

近隣には図書館が3つある。

ひとつは自転車で10分くらいのところにある昔風の図書館。寒々とした石造りの建物。愛想のかけらも無いお役所仕事の職員たち。まるで「昔の図書館はこうでしたよね。貴重なのでそのまま保存してみましたよ」といわんばかりのシステム。

借りた本を初めて返しに行った時、無言で本をカウンターからこちらに押し返してくる。
ワケが分からなかったので「何ですか?」と尋ねると、要は「借りた本は自分で棚に戻す」仕組みらしい。
「そんなものきちんと説明せずに、無言で本を押し返すバカがどこにいる?」と大声で文句を言ったら、平謝りで詫びてはいたけれど、それ以来こことは相性が悪い。
そういうわけで、この図書館に本を返しに行く際は、極力「返却ポスト」を使うようにしている。返却ポストは本が痛むから嫌なのだけど、まあ仕方がない。借りた本たちよゴメンね。
まあ、一昨年くらいから腰の低い館長に変わったようで、いろいろな改善がなされている模様だけど、今でも返却ポスト派だ(ポルポト派みたい)。

でもね、1)書庫の奥にたくさん本を溜め込んでいて、検索機で見つけてから閲覧希望を申し出ないと本が出てこない。2)児童書と一般書は階が違うため、予約本の受け取りがそれぞれ2箇所になる。そのため児童書と気付かずに予約して、一般書のカウンターに行くと「そんな本はありません」と言われる、という感じで、「おいおい、工夫してそんなの改善しろよ」と文句の一つも言いたくなる(言ったけどね)。
そのうち、市の重要文化財に指定されるかもしれない。もちろん建物じゃなくて、あそこに働いている館員全員が。いやそれなら珍獣指定か。

2つ目は丘の中腹に建つ近代的な建物の図書館(僕は安藤某クラスの建築家がデザインしたと思っているけど、ホントのところはどうだろう?)。隣接する施設には市民用のスポーツジムとプール、それにかなり立派な音楽ホールが入っている。
この図書館は「広い・キレイ・対応が丁寧・静か・本も豊富でキレイ」と、3拍子ならぬ5拍子揃った、これ以上何を望む?というほどの仕上がり。ハイ、文句垂れのアッシですが文句ありません。家からだと車で15分、自転車なら1時間弱かな。最もよく利用しています。

3つ目は、1つ目の図書館と2つ目の図書館を足して2で割ったような中途半端なもの。こちらも車で15分ほどのところにあるが、付近はいつも車が渋滞しているので、あまり積極的には利用していない。何より「あたしは何も間違ったことなんてしてないんだからね、フンだ。悪いところがあるんだったら言って御覧なさいよ」的な、ヒステリックな副委員長的な雰囲気があって、ちょっとだけ苦手(あれ?これってセクハラ発言かな?まあ良いか)。それに「近代的な建物の掃除を怠った結果、ほら埃がこんなに」的な汚さもあるので、ここに長くいると身体に1センチくらい埃が積もったような気分になる。そう考えていくと、1つ目の図書館よりも嫌いかもしれない。

いや、何も文句なんて無いですよ。でもね。閲覧用の椅子の布張りをそろそろ換えて欲しいのと、書庫に本を溜め込んで欲しくないのと、表紙の取れかかった本は修理するか買い直すかして欲しいのと、児童用のエリアで誰かが汚したカーペットをそろそろ何とかして欲しいのと(3ヶ月前とシミの大きさが変わってない)、いやまあ良いです。何も文句なんてありませんから。

そういえばもう一つ、車で30分ほど走ったところに、海洋関連の書籍を集めた市立の図書館があるのを思い出した。隣接する施設は子供用の浅い塩水プールと、海洋関連の展示と海底体験ブース。このブースはかなり無駄な設備で、「なんだここは?バブルの産物か?」と思ってしまう。まあ図書館のスペースも4つの中で一番小さいので、あまり利用することはない。でも「図書館として利用していただいてもかまわないですよ」という肩肘の張っていない感じが個人的には悪くない。なんというのかちょっと小ギレイな文化委員の女の子といったところかな。学校帰りのお茶くらいなら、二つ返事でOKしてくれて、もちろん「文化委員?好きでも嫌いでもないけど、選ばれちゃったしさー」的な感じで、話をしていても疲れない。少なくとも先の副委員長のように「あたくしはクラスのためを思ってやっているんですよ」的な浪花節風にはならない(あれ?やっぱりセクハラかな?うーん。まあいいか)。夏場、子供の水遊びのついでに行くことが多いかな。冬場は真横が海で(ほとんど灯台のようなところに建っている)、寒々しいので行きたくないです。ハックション。

まあ人それぞれ、図書館もそれぞれということですね。それにしても、自宅から一番近いのが、最も昔風のお役所的な図書館というところに運命を感じます。さてと、そろそろ2番目の図書館に予約本を取りにいくかな。

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コメント

ボクも図書館を利用することが多いのです。こちらは、昨年、市町村合併があって、図書館のシステムが変わるみたいでバタバタしてますよ。使いやすい図書館になることを希望してるひとりです〜。

投稿: tak | 2006年1月 6日 (金曜日) 15時24分

まさかとは思いますが藤沢ではないでしょうね
あまりにも状況がリンクしました

投稿: chiro | 2006年1月 7日 (土曜日) 00時32分

どの図書館も、様子が目に浮かんで笑ってしまいました。
1つ目はすごいですね。社会科見学と思って見に行けば楽しめる?!かももしれませんが、とても利用する気分にはなれませんね。

私は、今の職場から徒歩1分のところに、昨年移設されたばかりの、ピカピカで対応もよい図書館があるので、とても満足しています。
ネット予約システムもしっかりと稼働しているし、夜も20時まで開いているし、満足です。asadenさんの2つ目の図書館と近そうですね。

図書館といえば、『海辺のカフカ』の図書館、実在するのだとしばらく思い込んでいました。

投稿: まゆ | 2006年1月 7日 (土曜日) 07時50分

>>takさん

自宅の本が増えすぎて、一度読んでオシマイの本は極力図書館で
調達するようにしました。おかげさまで、ここ1年で買った本の
9割は洋書、残りの1割の大半も昔読んだ本の買いなおしという
徹底振りになりました。望むべくは音楽CDも取り扱って欲しい
なあということくらいかな。

>>chiroさん

残念ながら藤沢市ではありません。
そんなに似ているのなら、一度は行ってみたい気もしますが(笑)

ちなみに僕の方はこちらです。各建屋の画像付きなので、
どれがどれか(すぐ分かるけど)想像しながらお楽しみください。
http://www.kakogawacity-library.jp/

>>まゆさん

そうですね、まゆさん御用達の図書館はこちらの2つ目に近そう
ですね。平日の閉館は8時というのも同じです。
昔に比べれば、検索用のPCが館内にあって、インターネットで
も検索できて、更に予約の申し込みも出来るので、もはや文句を
言う筋合いはないのですが(笑)、でもねえ、まだまだ改善の余
地はあるぞ、>>1つ目と3つ目の図書館。

投稿: asaden | 2006年1月 7日 (土曜日) 11時06分

いくらインターネットが発達しても、窓口での本の受け渡しは人対人ですものね。
相手にもそういう意識を持って接してほしいと私も思います。
もともとそういうことができる人たちでも、あの役所というものに属してしまうと、そんな気持ちが薄まってしまうのでしょうか?(これって偏見発言かな?)
幸い、私の行く図書館は、とても気持ちのよい対応をしてくださる方ばかりで気持ちよくやりとりしています。

投稿: まゆ | 2006年1月 8日 (日曜日) 12時52分

>もともとそういうことができる人たちでも、あの役所というものに属してしまうと、
>そんな気持ちが薄まってしまうのでしょうか?(これって偏見発言かな?)

いえ、その通りだと思います。
僕の持論は、「水は低いほうに流れる、人は楽な方に流される」ということです。

平日に役所に行けば、スリッパ履きで、不思議な色のチョッキを背広の下に着た人が退屈そうにしている姿を見ることが出来ます。

これって何かに似ているなあと思っていたら、何年ぶりかに動物園でキリンをしみじみと見たときの気持ちに似ているということです。
もちろん、懐かしさや慈しみが涌いてくるということではありません。「変な生き物が目の前にいるな」ということです。

どうせ役に立たない人に税金を使うのなら、消防署にでも放り込んで、鍛えなおして欲しいですな。いやマジでそう思います(苦笑)。

投稿: asaden | 2006年1月 8日 (日曜日) 14時53分

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