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2005年11月12日 (土曜日)

東京奇譚集

「東京奇譚集」
TKKDN


最初の2編を読んだところで、「回転木馬のデッドヒート」(何年経っても、この本のタイトルにはなじめないなあ)と同じ展開だなあ、と思っていた。ところが、3つ目から話がおかしい方向にむき出して、あれれれ?と思っている間に、本書のクライマックスとなる5つ目の「品川猿」に突入。

個人的なベストはやはり「品川猿」ですね。
最後まで読んだ後に、最初の話に戻ると、そのトーンの違いに「うむむむ」感はさらに強くなる。個人的に好きな順に並べるとすれば、「品川猿」→「ハナレイ・ベイ」→「どこであれそれが見つかりそうな場所で」→「日々移動する腎臓のかたちをした石」→「偶然の旅人」。

「日々移動する」は短編じゃなく、もう少し長めの話にリライトされたものを読みたいです。

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読んだ本」カテゴリの記事

コメント

この本、妻も買ってました。
ぼくも読みたいな〜。
一緒に住んでるのに、
「もう読み終わった?」と聞くのいつも忘れてしまい、
そのままになっています。

投稿: ホソケン | 2005年11月13日 (日曜日) 09時11分

>一緒に住んでるのに、

夫婦間断絶の話ですな(笑)。

で、良い機会なので、奥さんとコミュニ
ケーションを深めてください。
「いやよ、あなたにだけは貸さないからね。
あたしのものに二度と触れないでよ」といわ
れるかもしれませんね。そう言われたら悲し
いですね(笑)。いやはや怖いですね。

ところで。
僕は、今日は嫁がフリマに出かけてしまい、
娘も前日から嫁の実家に預けているので、
一人っきりです。

さっき嫁の友人から「体調崩して今日はい
けませんと奥様にお伝えください」と電話が
ありました。嫁は携帯を持っていないので、
今から自転車で10Kmの距離を行くか?
電車で行くか?悩んでいるところです。

投稿: asaden | 2005年11月13日 (日曜日) 11時26分

僕も「品川猿」かな。
サ^フィン物「ハナレイ・ベイ」はなんか片岡義男っぽかったな。

投稿: 130 | 2005年11月13日 (日曜日) 13時43分

かつて私も順位をつけたのでTBさせていただきました。
で、このときに「発売が楽しみ」とまで書いておきながら、まだ未購入。金がないのです。でも「品川猿」が気になるのです。
しかも、asadenさんも130さんも1番をつける作品となると、ますます気になります。
「日々移動する〜」は、たしかに「ねじまき鳥と火曜日の女たち」のように長編に変わる可能性を含んだ作品ですね。

Amazonからはこれも勧められていて、まったく困ってしまいます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163676007/ref%3Dmm%5Fsnpa%5F/250-1925194-2149841

投稿: まゆ | 2005年11月14日 (月曜日) 21時32分

>>まゆさん

そうでしたね。まゆさんは、連載中に全部
読まれて、順番をつけておられました。

品川猿は途中から次元がグニャリと歪み
はじめますが、登場人物が全員、その歪み
の中で平然としているところが、面白いで
す。各自のキャラも楽しめるし。
ちなみに、精神分析のおばさんのモデルは、
河合隼雄先生だと思いました。
あんまり書くとあれなので、頑張って
読んでください(笑)。

ちなみに、僕は一応失業中の身なので、
図書館で読みました。村上関連書籍で
(全集を除けば)初めての未購入品だと
思います。
しかし、そうか音楽評の新刊が出るのか。
ええい、これも図書館で借りてやる(笑)。

投稿: asaden | 2005年11月14日 (月曜日) 22時43分

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» 『日々移動する腎臓のかたちをした石』 [小確幸な日々]
『新潮 6月号』に連載されていた、東京奇譚集の最終作品。 なんとなく図書館に行く時間がとれずにいたのだが、先日予約した本を取りに行ったときに、この本も貸し出しが可能になっていたので一緒に借りた。 「男が一生にのうちに出会う女の中で、自分にとって意味...... [続きを読む]

受信: 2005年11月14日 (月曜日) 21時23分

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