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2005年4月22日 (金曜日)

Wilco とかなんとかかんとか

ぜっぷさんのBlogで、WilcoやらSon Voltやらで盛り上がっている。話に寄りたかったけど、タイミングを逸してしまったので、こっちで勝手なことを書きます(笑)。

iamtrying

丁度、(遅まきながら)DVDの"I Am Trying to Break Your Heart"を先週入手して、毎日15分ずつ、1週間かけて見終わったところに、ぜっぷさんの「今日の一曲」でJeff Tweedyの曲が取り上げられていたので、「おお、シンクロしてる」と驚いていました。

見た後の感想は、「音楽家にだけはなるもんじゃないな」ということです。もしも僕がJeff Tweedy だったなら、途中で「お前ら、いい加減にしろよ」と怒っているだろうな。だって天下のWilcoのリードシンガーにして、大半の楽曲を書いていて、アルバムだって3枚出していると言うのに、バンドのメンバーとは意見が対立するし、せっかく苦労してレコーディングの終わったアルバムは、レコード会社から「これじゃ出せない」とダメ出しされるし。

でも、音楽家として一生を過ごせるほどの(本当の意味での)成功を収める人は、常に忍耐強くて、そして自分の音楽に頑固なまでの信念を持っているのだなと、改めて感じました。

Jeff  Tweedyだって生身の人間。レコーディングの最中の軋轢に負けて、便所で吐きながらも、「子供の頃はもっとひどかったものさ」と、強がって見せる姿に、「音楽家になんてなるもんじゃないな」とつくづく感じ入りました。それにしてもこれまでJeff Tweedyの歌を(変わった声だけれど)、上手いと思ったことはなかったです。でも、このDVDでちょっと見直しました。歌うまいなあって(笑)。

DVDは2枚組で、リージョンフリー。1枚目は『Yankee Hotel Foxtrot』のレコーディング・ドキュメンタリー。2枚目は同時期のツアー中のライブを収めたもの(らしい。まだ見れてない)。英語字幕対応なので、お勧めです。

beingthere mermaidavenue

Wilcoで個人的に良く聞いたのはこの2枚。左は2枚組の名作"Being There"。Wilcoが彼のソロプロジェクトではなく、1つのバンドであることの可能性を決定的にした名作です。かっての相棒Jay Farrarが、Son Voltの名を借りながらも、結局はソロプロジェクトになってしまったのと対象的。(でもSon Voltの2,3枚目は傑作。これはまた今度書きます)。右は英国のフォークシンガーBilly Bragg との競演盤"Mermaid Avenue"。ウディ・ガスリーの残した膨大な詩に曲を付けて、新曲としてレコーディングしてしまうという、ちょっと考えたら無茶苦茶な試みのアルバム。でもあまり話題にならなかったけど、これ名盤です。2000年にはVol.2も出たけど、個人的にはこっちの方が好き。

Wilcoの最高傑作はやはり、"Yankee Hotel Foxtrot"ですが、ロックとポップの間をフワフワゆれる様な"Being There"、フォークロックの楽曲がテンポよく収まった"Mermaid Avenue"。この2枚から入るのもお勧めです。

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コメント

asadenさん、はじめまして。

僕も、このwilcoのDVDを観ました。日本語字幕付きのはいつのまにかに廃盤になっていて、色々レコード屋をさまよってようやく見つけた時には結構嬉しかったです。

なんでこんな決定的瞬間が映像に治められているのかと思うほど、ストーリーが劇的でびっくりしました。世に送り出そうとした自分(達)の音楽が色々プレッシャーかけられて、仕舞いには見捨てられて、それでも結局Yankee Hotel FoxtrotはWilcoの大傑作となって、音楽ビジネス、音楽の魅力、色々垣間見ることができました。

Wilcoの音楽、大好きです。

投稿: sat | 2005年4月25日 (月曜日) 23時04分

satさん、書き込みをありがとうございます。

日本版って、最早廃盤なんですか?それはちょっと、流れが
早すぎますね。良いDVDなんだし、何とかならないもんですか
ねえ。

元々僕は、Son Volt->Uncle Tupelo->Wilcoとたどって来
たので、Wilcoがここまで化け物みたいに凄いアルバムを作る
とは思わなかったです。
売上セールスの規模は違うけれど、一時のU2を思い出させます。

ただ、ネットで書き込むまで、こんなにWilcoのファンがいる
とは思いませんでした(笑)。

投稿: asaden | 2005年4月26日 (火曜日) 13時40分

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