2012年5月25日 (金曜日)

Born & Raised/ジョン・メイヤー

Born & Raised
ジョン・メイヤー

John 男前 Mayerの新作。

一聴して気づくのは、カントリーロック、いやフォークロックと言ったほうが収まりが良いくらいのアコースティックな佇まいである。
よもや、この人のアルバムからブルースハープやラップスティールの音色を聴くとは予想もしなかった。しかもオープニングの1曲目からして、いきなりの「自由を求めて西を目指す」、いわゆるゴーウェストソングで幕を開ける。歌詞の中で、ニール・ヤングのアフター・ザ・ゴールド・ラッシュも出てくれば、ジョニ・ミッチェルのブルーアルバムまで出てくるのには、なんだ?一体どうしたの?という感じを受けてしまう。

いや、確かに前作「バトル・スタディーズ」の不毛っぷりには、「怒り」よりも「呆れ」が勝ってしまって、何をどうやったらこんな駄作が出来てしまうのか?と分析する気にもなれなかったくらいなので、ここでこうした「原点回帰」的なアルバムで心機一転、出直しを図ろうとするのも分からないではないけれど.....。

いやいや、でも待って欲しい。そもそもこの人の原点って、こんな音楽スタイルだったっけ?フォークで、アメリカーナで、ニール・ヤングやボブ・ディラン的なものだったっけ?

どうもその点だけが引っかかる。アルバム自体の仕上がりは良い。プロデューサーDon Wasのおかげだろうか。アメリカ本国でのレビューもかなり好意的なものが目に付く。往年のロックファンにも、これならば受け入れられやすいだろう。「彼のキャリアの中で最高傑作」という随分と気の早いレビューまでも目にする始末だ。

でもでも、やはりちょっとだけ何かが気になる。本当にこの方向性の音楽を彼はやりたかったんだっけ?何となくだけど、借り物の衣装を身にまとい、という印象が何処かから匂ってくる。ジョン・メイヤーって、こんなキャラクターじゃなかったよなという気持ちが、聴けば聴くほどに増してくる。

反省したフリのワルガキが書いた反省文、とまで言ったらさすがに言いすぎだろうが、どうもこの人の個性がどこかに埋もれてしまったような気分が、アルバムの所々で見えてしまうのだ。

まあ、「愛とは愛するということ("Love is a Verb")」(拙訳)という毎度のバカバカしいタイトルに、ジョン・メイヤーらしさを感じて、ちょっとだけホッとしている自分は、もしかしたら邪道なファンなのかもしれない。

まあ、前作よりも数段良い仕上がりであることだけは間違いない。実に良く出来たアルバムでファンなら当然のマストバイアイテム。でもね~。う~~~ん(笑)。


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2012年5月11日 (金曜日)

Vol. 1-Early Takes/ジョージ・ハリスン

Vol. 1-Early Takes
ジョージ・ハリスン(George Harrison)

昨年末のドキュメントフィルム、そのBlue-Ray/DVDボックスセットの特典として付いてきたオマケCDの単発発売ものです。
あの当時、箱物の特典と諦めていましたが、あっさりと半年も待たずして単発発売というのは、それを目当てに買った人にすれば、かなり頭のくる出来事でしょう。実に気の毒ですが、あっさり見送った当方としてはありがたい限りです。しかもAmazonの予約販売の時点では1100円くらいでしたから。

全10曲、トータル30分のいかにもオマケ的な短いCDですが、内容はなかなか充実しています。初期テイクとデモばかりですが、ほとんどの曲がスタジオでバンドメンバーを従えての録音なので、音質的にも問題なく、デモにありがちな一人で部屋で録音した「ウヘヘヘヘ音源」的なダレた様子もなく、逆にスタジオテイクでは聞き取れなかった細かい部分が鮮明に聞こえたりして、色々と発見があります。

全10曲中6曲が"All Things Must Pass"アルバムに収録されたもので、2曲がカバー曲、"Thirty Three & 1/3"アルバムと"Living in the Material World"に収録された曲がそれぞれ1曲ずつです。やはりソロ初期に多くの未発表テイクが残されているのでしょうね。

さて、昨年末のドキュメントフィルム(リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド)については、ほぼ95%まで納得のいく出来栄えで、唯一残念だったのが、キャリア後期のダークホース時代の映像や音源が、ほとんどスルーされていたことでしょう。ワーナー(だったかな?)との版権の問題でも残っているのでしょうか?、あの時期も非常に良い演奏が数多くあったはずですし、人前に出ることが少なかった時代なので、きっちりと後世に残してパーフェクトな自伝フィルムにして欲しかった。まあこの辺は今後に期待しましょうか。

ところで、このCD、Volume1と銘がうたれているので、2、3とドンドン出して欲しいですね。ジョージの死後に出された作品たちは(Brainwashed、Consert For George)、どれもやっつけ感が皆無で、製作に関わった人の愛情に溢れたものばかりですね。この点は、本当に嬉しい。これもひとえにジョージの人柄なのでしょう。

01.MY SWEET LORD (DEMO)
02.RUN OF THE MILL (DEMO)
03.I'D HAVE YOU ANY TIME (EARLY TAKE)
04.MAMA YOU'VE BEEN ON MY MIND (DEMO)
05.LET IT BE ME (DEMO)
06.WOMAN DON'T YOU CRY FOR ME (EARLY TAKE)
07.AWAITING ON YOU ALL (EARLY TAKE)
08.BEHIND THAT LOCKED DOOR (DEMO)
09.ALL THINGS MUST PASS (DEMO)
10.THE LIGHT THAT HAS LIGHTED THE WORLD (DEMO)



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2012年5月 6日 (日曜日)

月光 /斉藤和義

月光 /斉藤和義

本人曰く、今がピークだそうである。皮肉でも自嘲でもなく、音楽業界の浮き沈みの速さと、何が売れて何が売れないのかが完全に水物の世界に長くいる立場からの、客観的にして冷静な意見なのだろう。

もともと、シニカルな面もあり、歌詞のいくつかにそうしたムードも感じ取れたが、不思議にインタビューでそうした内側にある本音のようなものを吐き出すことが少ない人でもある。
ただ、その辺りについては自ら語らないことを心がけているというよりも、そこまで突っ込んだ話を世間が求めていないと見なされているようで、インタビューアーもあまり突っ込んだ話を聞いているように見えない。古い話で恐縮だが、アルバム「Because」が出た折に、例えば1曲目の「ジユウニナリタイ」が、前作「ジレンマ」アルバムの最終曲の「幸福な朝食退屈な夕食」のアンサーソングであり、更に2曲目ではその前作であれこれと思い悩む自分の姿を歌ったタイトルチューン「ジレンマ」を皮肉るように、アルバム全体のテーマすらも「煮えきらない男」としてバッサリ切り捨てていることを、「Because」アルバム発売時のインタビューで質問しているインタビューアーは皆無だった。
(さらにいえば、「さよなら」で一旦、アルバムの幕引きを行いながら、映画のエンドロールのように「I'm Free」が始まるが、これが1曲目の「ジユウニナリタイ」と対になっていることにも皆さんお気づきだろうか?ちなみに、この時のツアーではオープニングはドラム(小田原豊)とエレピ(斉藤)だけの2人演奏による「I'm Free」だったのは、なんだか興味深かった)

この人の初期のアルバムにはそういう細かい仕掛けや、試行錯誤の痕跡がイッパイ見える。しかし、あの当時、そこまで突っ込んでこの人にそのことを聞いている音楽雑誌は皆無で(笑)、なんとなくマイペースな飄々とした人という位置づけで、結局ここまで来てしまったようなのが、長年のファンとしては本当に残念である。

話が逸れたついでに。
個人的に「ああ、これ本気でしゃべっているな」と思ったインタビューは過去に2つ。一つはアルバム「Fire Dog」発売後のツアー先でのインタビューで、「ファンから『大丈夫』を聞いて励まされました、とか言われるけど、お前のために作ったわけじゃないよ」と毒づいているインタビューですね。結局、そこまでの4枚のアルバムについて、何一つ納得できずに、思い悩み、葛藤した結晶が次作の「ジレンマ」につながり、ここから一人多重録音が主要な録音にと移行していくわけですが。

あと、もうひとつは、デビュー後5年目で、初のベストアルバム(「Golden Delicious」)に合わせて、シングルを作成していたけれど(当然、会社としては短くてポップな曲を求めているわけですが)、その時に作られた非常にポップな1曲(10年後に未収録曲として別のベスト盤で初登場した「RIDE ON THE SUN」がそれ)をあっさりボツにしていて、たまたまそのタイミングでこの曲(「RIDE ON THE SUN」)を聞いていたインタビュアー(確かロッキンオンジャパンの記者だったかな?)が、どうしてこれをシングルにしないんですか?という質問を真剣に聞いているインタビュー記事。(確か回答は、「いやなんとなく嫌で」だったような(笑))

まあ、その時点ではファンである我々は「RIDE ON THE SUN」は聞けてないわけですが、そのポップな曲の代わりに出てきた曲が本気で売る気があるとは思えない「ソファ」という時点で、「この男、すごいわ」と、心の底から感心しました。

だからまあ、長々と書いてしまいましたが、本当に今のちょっとしたブームを、この人はまったく気にしていないだろうなと、自信を持って言えます。だって初のベストアルバム発売後のツアーで、バンド編(後に「Golden Delicious Hour」として発売)でも、そして初の弾き語りツアー(後に「12月」として発売)でも、一番良い所で演奏される最新シングルが「ソファ」ですからね。いや、どちらも会場で見ましたが、本当に呆れました。こののんびり横に揺れているだけの9分も続く曲で客にどうしろというのか?と(個人的にはスゴイ面白かったですが)。ほんとにあの頃から凄かった。この人のトンガリ具合は本物ですよ。新曲の話を全くしてないけれど、まあそういうことで、このピークが少しでも長く続くことを願ってます。

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2012年5月 5日 (土曜日)

Blunderbuss/Jack White

Blunderbuss/Jack White(ブランダーバス/ジャック・ホワイト)

ホワイトストライプス解散後、最初のソロアルバム。

初めてこの人の音を聞いた時に感じた「一人レッド・ツェッペリン」のイメージは、今作品でも健在ですね。

ツェッペリンファンの中には、この人の音を聞くたびに「こんなの猿真似じゃないか、ふざけるな」とお怒りの人もいるようですが、言うは易く行うは~の典型であってこれ、かなりレベルの高い、高度な技だと思います。

そもそも、ジャック・ホワイト本人も、デビュー間もない頃に、ジミー・ペイジから激しく怒られるのではないか?とビクビクしていたら、当の本人からものすごく好意的なコメントを貰ってホっとしたという、嘘のような本当の話があるくらいですから。(その後、親睦を深めるうちに、例の映画での共演となりましたね)

このアルバム、とにかくカッコイイの一言です。音の重ね方が素晴らしい。単純なフレーズをギターや、エレピ、あるいはストリングスが繰り返し、そこに様々な楽器が重なってくる。とても単純で、「あれ?それだけなの?」と感じさせるくせに、何がどうなったらこうもカッコ良くなるのだろう?という、ある意味、現代の魔法のような音楽です。
とにかく無条件にカッコイイです。こういうアルバムは数年に1度しか無いと思うけど、こういうのに出会えるために、アルバムを聴き続けていたんだよなあ、と嬉しくなります。

「オレは死んでもあいつだけは認めないからな」という人にこそ、繰り返し何度でもリピートで聞かせたいですね。

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2012年4月25日 (水曜日)

LOOK TO THE SKY/ジェームス・イハ

LOOK TO THE SKY
ジェームス・イハ (James Iha)

なんと14年ぶりだそうです。待ちました。そして本当に待たされました。
いやいや、文句を言ってもしょうがない。無事にセカンドソロアルバムが出たことを感謝しましょう。ありがとう、イハ。

名盤として名高いファーストソロアルバム"Let It Come Down"の発売が98年。2000年のミレニアム前後に大量に出たベストアルバム選にて、これでもかというほどに選出されていたので、多くの音楽好きがそれらの記事を目にし、そして実際にその音世界に耳を傾け、その中の多くの人がその繊細で緻密、そのくせどこか風通しの良い柔らかなサウンドに心が奪われたことでしょう。
いやはや、しかしそうした高い評価に応えることもなく、淡々と時間が流れ、気がついてみると14年です。すごいですね。時間の流れの速いこと。

一聴して思ったのは、「ああ懐かしい」ということ。すべてが初めて聴く曲なのに、どこか懐かしく、そして怖いほどに心地よい。人によっては「フォークの要素が前作より薄い」という意見もあるようですが、もうここまで来れば、動物園の2頭のそっくりな象の微妙なシワの数ほどの違いしか感じられない。14年という時間の重さと同時に、時間というものの軽さも痛感させられてしまう。「日本盤には2曲のボーナストラックが付きます」とのことだけど、そもそもAmazon.comでは検索しても出てこない。はて、これ日本のみ限定発売なのだろうか?

しかし本当にこの人の新作が聞けるということを純粋に喜びたい。ついでと言えばあれだけど、Ben Watt にもNorth Marine Driveに続く、きちんとしたソロアルバムを出して欲しいところだ。

動画はYou Tubeのオフィシャルページからのショートバージョン。



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想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)/高田 郁

想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
高田 郁

流行っているようです。本屋の平積みでも見かけますし、小説中で出てきた料理だけを改めてピックアップして、1冊にまとめた料理本まで出ているようです。

料理人の道を志し、男女の差別や、高級店からの嫌がらせを受けながらも、健気に日々の商いに心を砕き、ひとつひとつの料理に心を込める姿が主なテーマの人情話。
そう書いてしまうと、身も蓋もないけれど、時代小説では人情モノと言えども、登場する武士がバッサバッサと人を斬り倒され、その側では政府の要人や将軍様までがお忍びであちらこちらに登場するのが常となっているため、人が斬られる場面もなく、歴史上の要人も登場しないこのシリーズを読むと、最初のうちは妙な違和感が心を占めてくる。

しかしそれも最初のうちで、読み進むほどに、登場する個々の料理の素晴らしさ(料理本が出るのも頷けます)、そして個性的な登場人物たちに、どんどん引きこまれていきます。
本作はシリーズの第3弾。過去の出来事に翻弄されながら、それでも一縷の望みに日々を過ごしていく江戸の市井の人々の姿が妙に心に残る1作。

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妖談うしろ猫―耳袋秘帖 (文春文庫)/風野 真知雄

妖談うしろ猫―耳袋秘帖 (文春文庫)
風野 真知雄

耳袋秘帖を記したことで知られている南町奉行、根岸肥前守を主役に、江戸で起こるいくつかの奇怪な事件を解き明かしながら、ひとつの大きな謎の解明がされる連作シリーズ。

過去に大和書房 <だいわ文庫>から出版されていたものが、改めて文春文庫から加筆の上に再刊行されているため、なかなかに順番通りに読むのが難しいですが、それぞれの巻ごとにお話がキレイに終わるので、若干の前後があっても特には問題ないでしょう。
また、耳袋秘帖シリーズは、「殺人事件」シリーズと、「妖談」シリーズの2つのシリーズがあり、少しだけ配下として動く人物に差異がありますが、これも慣れてしまえば大きな差異はありません。どこから読んでも、存分に楽しめる内容です。細かくは、Wikipediaにて、個々の作品の出版年が確認できるので、そちらを参照して下さい。

1つの長編小節の形をとりながら、小さな章立ての中で一つの事件や謎が解かれ、最終的にその小さな事件や謎が、全体の大きな謎に関わってくるという点では、非常に読み応えのある作品です。またひとつひとつの事件や謎に対する展開が、実に手際良く解き明かされていくので、非常にテンポよく読めます。
この作者の作品は、もう少し大きく取り上げられてもいいのではないかな?と思います。

個人的には、池波正太郎の歯切れの良さと読みやすさに、都筑道夫のミステリ的な要素を足したような作品だなと思いました。両者、あるいはそれぞれのファンにはオススメしたいシリーズ作品です。

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荻窪 シェアハウス小助川/小路 幸也

荻窪 シェアハウス小助川
小路 幸也

中学時代に父親を事故で亡くし、行きがかり上、家事をこなすうちに、特に夢もやりたいことも無くなってしまった19歳の少年を中心に、6人用のシェアハウスでの生活を描いた作品。

訳あり風の住民(+大家)の過去が、もっとドロドロと深く描かれていくのかと読み始めてみたが、各人へのそうした掘り下げは意外に少なく、終盤の大きな事件による一時的な離散と、果たして全員が再び同じ屋根の下で生活を始めることが出来るのか?というちょっとした緊張感の後に、あれよあれよと作品は終わってしまう。

シェアハウスという、ベタベタとは付き合わず、しかし一定のコミュニケーションを取らずには成り立たない生活を、いくつかの事件を交えながら語った作品、という内容だろうか。

なんだろう、昨今の小路作品に感じる「物足りなさ感」が、個人的には読後に残ってしまった。特別、ドロドロした展開を望んでいるわけではないのだが....。
いま少し、破天荒で魅力的な人物の登場する作品を読んでみたいと思う。

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2012年4月17日 (火曜日)

専用プリント基板と付属ICで作るエフェクタ: エレキギターに歪系の定番ファズとコーラスをDIY (プリント基板つき電子工作解説書シリーズ)/猫田 湾

専用プリント基板と付属ICで作るエフェクタ: エレキギターに歪系の定番ファズとコーラスをDIY (プリント基板つき電子工作解説書シリーズ)
猫田 湾

すごいぞ、こんな本出たのか。と思っていたら、既にAmazonではマーケットプレイス価格(笑)。

一応、本書のコンセプトは自作で一番面倒な基盤と入手が面倒なパーツを付録として付けますから、後の平凡なパーツ類は自分で買って用意してね、ということだそうです。

エフェクタの自作の敷居の高さを下げてくれるという発想でなかなか嬉しいですが、市場に普通に出まわって欲しいですね。とりあえず安定供給されることを祈りましょうか。


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2012年4月12日 (木曜日)

Player (プレイヤー) 2012年 05月号 [雑誌]

Player (プレイヤー) 2012年 05月号 [雑誌]

巻頭特集ではないが、中程に斉藤和義のツアーでの機材紹介と、ギブソン社から発売されたシグネチャーモデル関連のインタビューが載っている。

この記事、なかなか良い。そして困ったことに2011年11月号のギター・マガジン誌の巻頭特集よりも、こちらの方が面白い(笑)。ギター・マガジン誌にはギターのスコアが付いてはいるが、あの楽譜は悲惨なくらいのやっつけ仕事で、まったくギター・マガジンはどうなってしまったのだろう?と、首をひねってしまう内容だった。
(※新曲の「ウサギとカメ」の間違いは、まあ仕方ないにしても、10年以上前の「歌うたいのバラッド」のコードすら合ってないというのは、もはや言い訳のしようもない。ヤル気が無いと言われても仕方ない内容だった)

まあ、雑誌媒体が難しい時代ですが、Player誌、なかなかいい仕事をしています。
ギター・マガジン誌、頑張れ!。


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2012年4月11日 (水曜日)

All the Years Combine: The Dvd Collection /Grateful Dead

All the Years Combine: The Dvd Collection [Import]
Grateful Dead

かねてから、「出る出る」と言われていたが、本当に発売にこぎつけたようです。
Grateful Deadが過去に発売していた映像ソースのまとめ売り。しかもDVD13枚組で、わずかに1万2千円足らず。
これはものすごく安いですね。

「でもファンなら当然全部揃えているよね?」と思わせておいて、実はこのボックスの悩ましいのは、未DVD化だった「Dead Ahead」が目出たくも、このボックスで初DVD化(泣)。
しかも、ビデオでは発売されていた92年のドキュメンタリー・ビデオの「Backstage Pass」が、これまたボーナスDVDとしてオマケで付いてくるということです(当然、初DVD化です(泣))。

泣けますなあ。その2枚のためだけに、14枚組(13枚+オマケ1枚)の箱を買ってしまうのか?
ダブついた12枚をどうするつもりなのか?
はてさて。なんとも悩ましい。しかし所詮1万円だしなあ。その貴重な2枚を1万円で買ったと思えばいいのか?う~ん。悩ましい。

そうそう。あと個人的に物凄く気になるのは、何故だかリージョン1でしか発売されなかった「Downhill From Here」が果たしてリージョンフリー化されているのか?というのも、ちょっとだけ気になります。
以下はAmazonでの紹介記事です。後ろの年は収録されたショーの日付です(映像ソースの発売年ではありませんのでご注意を)。悩ましい、悩ましい。

The Grateful Dead Movie (2-DVD) (Theatrical film, originally released in 1977)
The Closing Of Winterland (2-DVD) (Winterland Ballroom, San Francisco, CA, December 31, 1978)
Dead Ahead (Radio City Music Hall, New York, NY, October 1980)
So Far (Originally released on VHS and laser disc in 1987 first time on DVD!)
Ticket To New Year's*(Oakland Coliseum, Oakland, CA, December 31, 1987)
Truckin' Up To Buffalo (Rich Stadium, Orchard Park, NY, on July 4, 1989)
Downhill From Here (Alpine Valley Music Theatre, East Troy, WI, July 17, 1989)
View From The Vault (Three Rivers Stadium, Pittsburgh, PA, July 8, 1990)
View From The Vault II (RFK Stadium, Washington, DC, June 14, 1991)
View From The Vault III (Shoreline Amphitheatre, Mountain View, CA, June 16, 1990)
View From The Vault IV (Oakland Stadium, Oakland, CA, July 24, 1987, and Anaheim Stadium, Anaheim, CA, July 26, 1987)

Bonus Disc:
Wrapping up the box set is an exclusive bonus disc containing five previously unreleased and never before seen live performances from 1987-1991, sourced from the Grateful Dead archive, as well as Backstage Pass, the 1992 documentary directed by Justin Kreutzmann, and a brand-new interview with Grateful Dead archivist David Lemieux.


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2012年4月 9日 (月曜日)

レスポール大名鑑 1968~2009 写真でたどるギブソン・ギター開発全史[後編] (P‐Vine BOOKs)/ロブ・ローレンス

レスポール大名鑑 1968~2009 写真でたどるギブソン・ギター開発全史[後編] (P‐Vine BOOKs)
ロブ・ローレンス

レスポール本の後編。
前編を読んだ時に強く感じさせられたのは、「この本はレスポールという人の歴史を辿った本であって、レスポールというギターがメインの書籍では無い」ということだった。

ただ、後編である本書の対象期間(1968年以降)では、表現は悪いが、人物としてのレスポール氏の評価よりも、ギターとしてのレスポールの評価の方が上がってしまったため(そして、そのためにレスポールギターの種類や、その利用者の数が爆発的に多くなったため)、結果的にギターに関する記述が多くなっている。

ギター好きで、レスポールギターの写真や紹介文が目的の人には、前編よりも後編の方が確実に楽しめるだろうと思う。

一応発行部数限定の書籍だが、まだまだ街では売っているので、お早めに。
なお前編は無事に発行部数は売りさばけたようですね。中古市場ではやや割高で売り出されています。



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2012年4月 7日 (土曜日)

レコード・コレクターズ 2012年 04月号

レコード・コレクターズ 2012年 04月号

ピンク・フロイドのウォールアルバムの特集号。でも中身は、その前後に出たフロイドの各種リマスターアルバムの紹介記事もあるので、フロイドの後期の特集号といったところ。

ところで、対して期待もせずに読み始めたナイアガラ・トライアングルVol.2の大瀧詠一、佐野元春、杉真理、3者による振り返りの対談が面白い。特に、デビュー前後に佐野元春がどういった活動をしていたか、あまり活字で語られることのなかった話がじっくり読めて非常に興味深い。フロイドの特集はまあ当然として、ナイアガラファン、佐野元春ファンにも読んでおいて欲しい今月のレココレでした。

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Phish Lyric 引越し連絡

以前から、Blogがゴチャゴチャしてきたなと思っていたので、Phish の歌詞対訳のみ、別の場所に少しずつ引越しさせています。

手作業なので、完全に引越しが完了するまで少し時間が掛かりますが、ご了承ください。

新しいURLはこちら。
http://phishlyric.blogspot.jp/

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2012年4月 6日 (金曜日)

Everybody's Talking: Live/テデスキ・トラックス・バンド

Everybody's Talking: Live
テデスキ・トラックス・バンド (Tedesci Trucks Band)

予告通り、5月に出ますね。
ジャケット(これが正式決定版かな?)は、ちと微妙ですが、会場の小ささと、舞台上の演奏者の多さを思い出させるジャケットでもあるので、これはこれでなんだかイイ感じのジャケットに思えます。

収録曲目の詳細は現時点では未定。
何か分かれば、追記します。
しかし、1200円弱で2枚組のライブ盤とは、安いですね。

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レス・ポールの伝説 [DVD]/レス・ポール

レス・ポールの伝説 [DVD]
レス・ポール

AppleTVのムービィレンタルで視聴。
なかなか面白い内容。以前にレスポール&メアリー・フォードのCDを購入して聞いたけれど、そのときにはピンと来なかった楽曲が、映像付きで歴史を追って確認すると色々と納得できてきた。

キース・リチャーズも初めの方にライブへの飛び入りという形で映像が流れるが、どちらかといえば正式なプロショットではなくやや隠し撮り的な映像。本人からのこの映画に対するコメントも無く、キース目当てでみるとかなり肩すかしかも。
それよりも、トミー・エマニエルや、ボニー・レイット、リチャード・カーペンター、BBキングなど、幅広いジャンルのプレーヤーたちがその楽曲のクオリティの高さと録音時の数々のアイディアを絶賛するインタビューがおもしろい。
機材としてのギターは一瞬だけ、とてつもない量が映し出されるが、この映画ではギターはただの脇役なので、個々の紹介は無し(最初期の伝説のログギターと、ジャンゴに貰ったギターのみ紹介されている)。
未入手ながらコレクターズエディションでは使用機材の紹介映像もあるそうなので、興味とお金のある人は、そちらに挑戦して欲しい。

90歳になってからのライブ映像も、なかなか聞かせる演奏で、見始めはちょっとヒヤヒヤするけれど、後半は意外に難しいフレーズを楽々と弾いている姿に感心させられる。

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2012年4月 2日 (月曜日)

Hot Country Guitar (Guitar Signature Licks)/Dave Rubin

Hot Country Guitar (Guitar Signature Licks)
Dave Rubin

日本ではあまり見かけないカントリーロックギター奏法に特化した教則本。
Danny Gatton(ダニー・ガットン)のElmira St. Boogieがほぼ完全コピー状態でタブ譜化されているので、これ1曲だけでも十分購入の価値はあります。

中には「あれ?これカントリーロックかな?」という曲も含まれていますが、まあそこはそれ、ご愛嬌ということで。
カントリーロック奏法でおなじみのギャロッピングや、ピックを持った状態での中指、薬指を使ったフィンガリングなど、なかなかに高度な演奏もあります。
カントリーロックといえども、その幅の広さと、人材の豊富さを改めて認識させられる内容。

演奏曲目(とそのオリジナルの奏者)は以下の通り。

Song List:

Bullish Boogie:Albert Lee
Cannon Ball Stomp;Merle Travis
The Claw:Jerry Reed
Elmira St. Boogie:Danny Gatton
Foggy Mountain Breakdown:Lester Flatt And Earl Scruggs
Galloping On The Guitar:Chet Atkins
Heartbroke:Ricky Skaggs And Ray Flacke
Highlander Boogie:Hellecasters
I've Got A Tiger By The Tail:Buck Owens And Don Rich
Life's Too Long (To Live Like This):Dwight Yoakam And Pete Anderson
Little Sister:Jimmy Bryant And Speedy West
Stratosphere Boogie
Sugarfoot Rag
Workin' Man Blues


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Brian Setzer: Guitar Legendary Licks/Arthur Rotfeld

Brian Setzer: Guitar Legendary Licks
Arthur Rotfeld

書籍の表紙はブライアン・セッツァーながら、実際には別の演奏家による教則本で、本人はまったく出てきません。
CD付きで、各曲のイントロやソロ部の完全コピーのタブ譜付き(ただし運指の指定は無し)。CD演奏部は、曲によってはスロー演奏付きと標準速度の演奏で、じっくり練習が出来る作り。

また巻頭には、ブライアン・セッツァーがよく使うコードの一覧やスケールの記載もあり、じっくりと使い込めば、なかなか役に立つ内容です。
一応、Cherry Lane Music Company名義ですが、大元の出版はHAL LEONARD Corporation。この手のPlay-Along CD(一緒に演奏できるCD)付きの書籍としては、かなり再現度の高いCDが付いてきます。
収録曲目は以下の通り。
ストレイ・キャッツ時代から、ソロ、ビッグバンド時代までのかなり幅広い選曲です。

Song List:

Built For Speed
The Dirty Boogie
Hoodoo Voodoo Doll
Jump, Jive An' Wail
Let's Live It Up
Rock This Town
Rumble In Brighton
Runaway Boys
Sleepwalk
Stray Cat Strut
Switchblade 327
This Cat's On A Hot Tin Roof


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2012年3月28日 (水曜日)

Air Guitar: A User's Guide: What Every Axman Needs to Know/Bruno Macdonald

Air Guitar: A User's Guide: What Every Axman Needs to Know
Bruno Macdonald

すいません、多分これは買わないだろうけど、まあものすごい発想だなと思ったので紹介です。

要はエアーギターのマニュアル本。その手引書ですね。多分全般的な心構えや、受けなかった時の曲の途中での切り返し方とか、きっと書いてあるんでしょうね。いやいや素晴らしく馬鹿馬鹿しい。

まあ1300円くらいなので、買ってもネタ的に面白いのでしょうが。


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2012年3月27日 (火曜日)

ブラバン/津原 泰水

ブラバン
津原 泰水

恐怖小説(おそらく本業はこれ)、SF作品、推理小説、と多彩に作品を書き連ねる著者のやや自伝的な青春小説。

1980年頃の高校時代のブラスバンド部での日々を回想しながら、その25年後にブラスバンド部の再演を果たそうと奔走する主人公の姿が中心のお話。

しかし、それにしてもなんと個性的で活き活きとした登場人物たちの姿だろう。ほぼ30人近い登場人物の一人ひとりが、それぞれの個性を見事に描ききっている。倦怠に包まれ、中年となった現在から、全てが輝いていたわけではない高校生活を振り返る主人公の姿が妙にリアルで生々しい。

続編や後日談、あるいは各人のサイドストーリーを期待したいところだが、この作品は1度きりだからこそ、ここまで描き切れたのではないだろうか?と考えてしまう。

それにしても非常に面白い。80年前後に高校生活を過ごした人には、無条件にお勧めしたい作品。
現時点で著者の一番著名な作品となってしまったが(Googleで著者名で検索すると一番上に表示される)、著者としては、そのことをどう感じているのか?少しだけ気になる。


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